LECTUREX-PLOSION ゼミ

基礎知識

【大豆タンパク質(ソイプロテイン)とは】

  • ソイプロテインとは?

 

①ソイプロテインの原料は大豆タンパク質

 

タンパク質は筋肉の材料として注目を集めがちですが、実際は筋肉だけでなく皮膚や髪、爪、血管や内臓など全身をつくるのに欠かすことのできない大切な栄養素です。タンパク質の摂取効率を上げるために、プロテインを活用している人が増えてきている昨今。ホエイプやカゼインなど乳を原材料とした動物性のプロテインが主流ですが、なかには大豆を原料とする植物性の「ソイプロテイン」も存在します。

 

ご存じの通り、大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンと似た働きをもちます。それゆえソイプロテインは「女性向け」と紹介されることも多いのですが、実際のところはどうなのでしょうか。

 

②ソイプロテインは、コレステロールゼロ

 

原料となっている大豆は、肉や魚と同じように不可欠アミノ酸をバランスよく含んでいます。そのため、不足しがちな栄養素を補うことができるだけでなく、コレステロールがほとんど含まれていません。最近では、コレステロールは悪ではないという見方がスタンダードになってきていますが、それぞれの健康状態に応じてできる限り摂取を控えたい場合は、プロテイン選びの条件のひとつに挙げてもよいかもしれません。

 

ただ、それ以外の吸収率や筋肉への合成率を考えるとホエイやカゼインに劣ります。菜食主義である場合に限りソイプロテインが第一選択になりますが、そうでない場合にはホエイやカゼインを選んでおいて間違いはないでしょう。乳糖不耐症の方も、WPI製法のホエイあるいはカゼインであればおなかを下すことはありません。

 

普段の食事が極端に肉食に偏っている、あるいは糖質中心だという場合に栄養バランスをとるためにあえてソイプロテインを飲む、というのもひとつの方法でしょう。しかし、そのためにわざわざプロテインをもう1袋購入するよりも豆腐や高野豆腐、おから、納豆など大豆製品を意識的に摂取するよう心がけたほうがベターなようにも思います。

 

③ソイプロテインは、腹持ちがよい

 

ソイプロテインは「脂肪になりにくい」「食物繊維が豊富」などと言われることがあります。脂肪になりにくいのは、胃のなかに入ると胃酸の影響を受けて柔らかく固まる性質があり、多く摂っても少しずつ消化・吸収されるためです。吸収スピードの速いホエイと比べれば、脂肪になりにくいという解釈です。吸収がゆっくり、ということは腹持ちがよいということでもあるので、ダイエットにはよいかもしれませんね。

 

「食物繊維が豊富」というのは大豆に対するイメージからきているのでしょうが、実際は製造工程上で食物繊維を除去しています。微量の残存がない、とは言い切れませんが食物繊維を期待してソイプロテインを選ぶ、というのは理由として適していません。

 

④ソイプロテインのおいしい摂り方

 

ソイプロテインは大豆が原料なので、そのままを水に溶かすと豆乳のような味わいになります。菜食主義でない限り、苦手な人はホエイ、もしくはカゼインに変えるのがスムーズでしょう。それでもソイを選びたい、という場合には摂り方にアレンジを加えてみてください。

 

  • 水以外で溶かす

ソイを水以外で溶かす場合にオススメなのは、アイスコーヒーです。ソイラテのような味わいになります。朝、目覚めの時や仕事の合間などの気分転換にもってこいです。プロテインは熱を加えると固まる性質にあるため、ホットコーヒーでもできなくはありませんが、溶けにくいです。

 

  • 甘さなどをプラスする

はちみつやココアなど、甘いものを一緒に混ぜると飲みやすくなります。ソイにはきな粉のような風味があるので、もっとも相性がいいのは黒蜜です。ただし、プラスしたぶん摂取カロリーが増えることをお忘れなく。

 

  • 料理などに混ぜ込む

フレーバーのついていないプレーンであれば、料理などに混ぜ込むのもいいでしょう。シチューやハンバーグ、クッキー、パンケーキ、シェイクなど……お好みのものを探すのも楽しみの一つです。

 

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